英文履歴書(英文レジュメ)の書き方【タイ転職編】

2025.05.13

タイでの転職の場合、応募企業から日本語の履歴書・職務経歴書とあわせて英文履歴書(英文レジュメ)提出を求められます。 

英文履歴書(英文レジュメ)は日本式の履歴書を単純に英訳したものではなく日本式の履歴書と職務経歴書の両方の要素を満たすものと考えると良いでしょう。 

今回は基本的な英文レジュメの書き方についてご紹介します。 

 

用紙サイズや分量について 

多くのレジュメに目を通す人事担当者にとって、長いレジュメは好まれません。端的かつ明快に自己PRを伝えるために理想的な分量は、A4サイズの用紙1~2枚と言われています。多くても2枚にまとめるのがオススメです。 

日本式の履歴書・職務経歴書の内容をそのまま英訳するのではなく、自分の経歴の強みをシンプルに見やすいレイアウトで書きましょう。アピールしたい箇所は、太字)などで見やすくし、マークなどを用いて箇条書きにするのも良いでしょう。 

 

手書きの英文履歴書はNG! 

英文履歴書では手書きはNGとされています。限られたスペースの中で簡潔で読みやすい自己PRが求められる英文履歴書では、タイピングが必須となります。Wordなどで作成すればスペルミスも確認できます。 

 

性別・生年月日・顔写真は必要ない 

日本式の履歴書では最初に出てくる、性別・生年月日・顔写真の項目は、英文履歴書では、基本的には必要ありません。 

 

学歴・職歴は「新しい順」に 

英文履歴書では、企業への即戦力になるのか、どのように貢献できる人材なのかを素早く見極めるため、最近の状況から確認できるよう、学歴や職歴は新しい順(逆時系列)に記入するのが好ましいとされています。

 

英文履歴書の書き方 テンプレートと例文 

ここでは、同業種への転職、職歴にブランクがある、未経験など、どのタイプの転職にも有効なCombination Resumeを例に、英文履歴書の書き方を解説します。 

① PERSONAL INFORMATION(氏名・連絡先)

英文履歴書のはじめに記載するのは、氏名・住所・電話番号・メールアドレスなどの連絡先です。住所は番地から記載します。市区町村はハイフンを用いて表記(例 Kholong-Toei)、都・府・県という表記は省略します。(例 Bangkok, Thailand)

 

② OBJECTIVE (希望職種)

この項目を記載する場合は、最初に記載しましょう。職歴や学歴と希望職種が一致しない場合などは、記載がある方が希望職種へのアピールとなります。

 

③ QUALIFICATIONS(資格)

この項目では、希望職種に関連した資格のみ、取得年度、正式名称などを箇条書きで記載します。このほか、希望職種に関連した教育、訓練、実績などがあればここに記します。
語学系のスキルでは、「英検」は、公式HPにより「EIKEN」と記載するよう書かれていますが、外資系企業の中には、資格の内容やレベルが伝わりにくい場合もあります。英文履歴書においてはTOEIC、TOEFL、IELTSなどの取得点数が有効です。

 

④ SKILLS SUMMARY(経歴やスキルの要約・サマリー)

別名:SPECIAL SKILLS/ADDITIONAL SKILLS。
スキルや経歴をただ記載するのではなく、希望職種にどのように貢献できるのかがわかるように要約すると良いでしょう。具体的な数字や実績がある場合は必ず記載し、希望職種に関連するスキルのみを記載します。先の「QUALIFICATIONS」と「ADDITIONAL SKILLS」は、まとめて記載する場合もあり、希望職種に関連したスキルや経験が浅い場合は、「PROFILE」などといった表記で資格や経歴・スキルをまとめて記載する方法もあります。

 

➄ WORK EXPERIENCE(職歴)

別名:EXPERIENCE / WORK HISTORY / CAREER HISTORY

職歴は新しい順に、職歴が多い場合は、すべての職歴ではなく、希望する職種に関連のある職歴のみ記載します。各職歴では、会社名・勤務期間・役職や仕事内容などを箇条書きで明快に記します。ひとつの会社での勤務歴が長い場合は、昇進過程なども加えると良いでしょう。

 

⑥ EDUCATION(学歴)

最終学歴で取得した学位から順に、専攻・学部・学科名、学校名、住所、在籍期間、学位取得年(卒業年)などを記載します。在学中の場合は、卒業見込みと記載しましょう。学科や専攻、学部などの表記は各学校によって異なるため、出身学校の正式名称を確認しましょう。

<学位の記載例>
大学院:博士号 → Doctor of ○○○または Ph.D in ○○○
大学院:修士号 → Master of ○○○
四年制大学:学士号 → Bachelor of ○○○
短期大学:準学士号 → Associate of ○○○
専門学校:修了証 → Diploma of ○○○
専門学校:免許 → Certificate of ○○○
※○○○の部分は専攻を記載。

<卒業見込みの記載例>
M.B.A  Expected in March 2021.(2021年3月 ○○○ 取得予定)
To be Awarded in March 2021. (2021年3月卒業予定)

 

➆ ADDITIONAL INFORMATION(その他の特記事項)

上記の項目以外で、希望職種にプラスになるアピールポイントを記載します。課外活動から得た経験や実績、ボランティア活動の経歴、希望職種に関連する趣味や受賞歴などが挙げられます。

 

英文履歴書の完成後、自身で繰り返しチェック

正しい文法が使われているのか、スペルはあっているか、同じ文章の繰り返しがないか、単語の頭は大文字ではじまっているか、文章は箇条書きで明快かなど、何度も読み返して添削を行いましょう。

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